旧今井家住宅・美濃資料館
岐阜県美濃市泉町1883
0575-33-0021
・開館時間:(4月から9月)午前9時から午後4時30分まで、(10月から3月)午前9時から午後4時まで
・休館日:火曜日(火曜日が祝日の場合はその翌日)、祝日の翌日、12月29日から1月3日
・入館料:一般300円、団体(20名以上)250円
美濃和紙あかりアート館を訪れた後、わたしたちは、
旧今井家住宅・美濃資料館に行きました♪
旧今井家住宅も、“うだつの上がる町並み”の一角にありますが、“うだつ”とは、小さな屋根のことを指すんですって!。↓
江戸時代、棟続きの伝統的な長屋スタイルの家屋では、もしも、ある1軒から火が出たら延焼で全滅になってしまいます。“うだつ”は、延焼を防ぐために“防火壁”として開発されたそうです。
最初は“防火壁”として開発された“うだつ”ですが、実際に、家を守るために家にお金を費やすことができるのは、仕事が成功した家だけ。つまり、お金持ち。
そんな背景から、次第に“うだつ”は、“防火壁”プラス、“リッチ度”を図るものさしのような存在になっていったようです。リッチな家ほど、“うだつ”を豪華に、高さを高くして(あげて)つくったんだとか。
現代でも、「うだつがあがらない」という表現を使うことがありますが、こんな背景から出来た表現だったんですね〜。知らなかった!><;
さて、
旧今井家住宅・美濃資料館は、“うだつ”のあがるリッチなお家のひとつ☆
旧今井家住宅は、和紙問屋を営んでいたそうですが、とっても広くて豪華な家でした!
天井から太陽光を自然に取り入れるために、工夫がされていたり…。
奥座敷から眺めることの出来る庭には、「水琴窟」があったり…。
水琴窟とは、日本庭園の最高技術の一つといわれ、底に小さな穴をあけた瓶(かめ)を逆さにして埋め込んだもの。
水をかけると、瓶(かめ)のなかで水の音が綺麗な音色で反響し、琴の音に似ていることから水琴窟と呼ばれるそうです。「
旧今井家住宅の水琴窟の音色は日本一かも…。(?)」とガイドさんはおっしゃっていましたヨ♪^^
美濃市は、和紙や林業で栄え、お金持ちが多かったそう。以前は、「上有知(こうずち)町」と呼ばれていたそうですが、お金持ちの人たちが動いて、美濃紙にちなんで「美濃町」と改名し栄えたそうです。